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ミュージカル『刀剣乱舞』 新年のご挨拶

初春の候、皆さまはどのような新年を迎えられたでしょうか。
我々は8日後に迫った「壽 乱舞音曲祭」に向け、準備の最終段階に入りました。ミュージカル『刀剣乱舞』五周年記念と冠する本公演は、いつも応援してくださる皆さまに感謝をお伝えする場であると同時に、我々にとっても、これまで紡いできた歴史を振り返り、成し遂げてきたことを再認識する貴重な機会となっています。より一層絆を深めた刀剣男士たちが、それぞれの想いを胸に出陣する「壽 乱舞音曲祭」を楽しみにお待ちください。
そして本日、2021年に行う3作品を発表いたしました。5年を一旦の区切りとした時に、6年目からは従来の形を変化させることにトライしたい、積み重ねてきたものはしっかりと持ちながら、挑み続けるミュージカル『刀剣乱舞』でありたい。新作「東京心覚」は、その想いを具現化する最初の作品です。
次に控える「にっかり青江 単騎出陣」は、荒木宏文からの提案を受けて実現するものです。これまでミュージカル『刀剣乱舞』は大都市を中心に公演を行ってきましたが、この公演では日本中で応援してくださっている皆さまのもとに、我々の方から参ります。ハードな環境になりますが、何より荒木自身がそこに身を投じたいと考えています。彼の責任感や役者としての矜持、確固たる表現力に強い信頼を寄せています。
最後に「静かの海のパライソ2021」。2020年春、歩き出したばかりのタイミングで歩みを止めざるをえなかった作品を“再開”します。今は降りた遮断機の前で足踏みをしているような状態ですが、彼らはその間にも経験を積み、成長しているはずです。あの時の悔しさをバネに、どれだけのものを身につけて帰ってくるか。私自身も心して彼らと向き合うべく、身を引き締めています。
今回の年間スケジュールの発表は、我々の決意表明です。さまざまに心を砕くことはありますが、とにかく前を向いて、最善を尽くす。これがエンターテイナーとしての責任だと思うのです。ふと横を見た時に、我々の存在を感じていただけるように。そして、皆さまの足元を少しでも明るく照らせるように。この1年を皆さまと並んで歩んでいけることを、心より願っております。

関係者一同を代表して
茅野イサム 拝