ミュージカル『刀剣乱舞』十周年の御礼とご報告

 

平素よりミュージカル『刀剣乱舞』を応援いただき、誠にありがとうございます。
2015年の初演より歩みを重ねてまいりました本作は、皆さまの温かいご支援のもと、本年十周年という節目を迎えることができました。
心より感謝申し上げます。

この十年間、刀剣男士たちは時を越え、数々の物語を紡いできました。
その一つひとつの舞台が成立したのは、応援してくださるお客様お一人おひとりの想いがあったからこそです。
改めて、深く御礼申し上げます。

この節目を迎えるにあたり、製作委員会より皆さまへご報告がございます。
ミュージカル『刀剣乱舞』は、2027年12月までのこれからの二年間をもって、シリーズとしての完結に向けた最後の歩みを進めてまいります。
この報告は、「終幕」ではなく、「これまでの歩みを未来へ繋ぐための一区切り」としてのものでございます。
これまでの歴史を大切にしながら、最後の瞬間まで、刀ミュらしく、誠実に、心を込めて創り上げてまいります。

つきましては、2026年も新しい物語を皆さまにお届けすべく、下記のラインナップにて公演の準備を進めております。
 

  • 2026年2月~3月       
    「髭切 単騎出陣」
  • 2026年5月         
    「加州清光 単騎出陣」
  • 2026年9月~10月      
    ミュージカル本公演 新作
  • 2026年12月~2027年1月  
    大型ライブツアー公演


2027年の公演に関しては、改めてお知らせいたします。

皆さまと共に過ごした十年に心からの感謝を、
そして、これからの二年間を共に歩む日々に、最大の敬意を込めて。
最後の公演まで、変わらぬご声援を賜りますようお願い申し上げます。

2025年12月1日
ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会
 

〜ごあいさつ〜

 

2027年、ミュージカル『刀剣乱舞』は完結いたします。始めたからには終わらせる。初出陣からちょうど干支をひと廻り、我々の本丸の物語に決着をつけるには良い頃合いです。

振り返ればこの10年はいわばゴールのないマラソンを全力で走り続けるような日々でした。1作1作、ひたすらに前向きに、そして、決して慢心することなく、自分にも周りにも厳しく、スタッフ・キャストが共に一丸となって演劇という素晴らしい表現に没頭し、アイデアを振り絞って戦い続けてきました。それくらい『刀剣乱舞』という根幹は魅力的だった。見上げれば遥か彼方の天上まで、深く潜れば足元のずっとずっと遠くのその先まで。僕らはまるで果てのない『刀剣乱舞』という宇宙の真ん中にいるような気持ちで、たくさんの挑戦とたくさんの幸福を実感することができました。きっと、応援してくださっているみなさんも同じ気持ちだったのではないでしょうか。

ひとつのミュージカルがシリーズとして10年も続き、さまざまなスタイルでの上演を成功させ、ドーム公演まで実現してしまう。僕らを、そしてみなさんを、あんなにも広くて大きくてキラキラした場所まで連れてきてくれたミュージカル『刀剣乱舞』。こんなところまで辿り着けるなんて、誰一人予想していなかったことです。

だからこそ、「ここで一旦リセット」を。大好きなミュージカル『刀剣乱舞』がいつまでも“正しく”あるために、いつまでも“生き続ける”ために──それが、我々の総意です。

あと2年、“たどり着くべき場所”に至るまでどんな道筋を通るのか、どんな物語を繋いでいくのか。……実はまだ僕たちにもわかっていません。ただ、今この時を大切にしながら、今この時に伝えるべきことを残された時間の中でしっかりと見つけ出し、形にしていきたいと考えています。
これからも“生き続ける”ために──それが、我々の総意です。

まずは、これまで本当にありがとうございました。
そして、これからもどうぞミュージカル『刀剣乱舞』をよろしくお願いいたします。


しばしのお別れを前に。茅野イサム
 

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